家のリフォームや外壁工事を考えた時、まず気になるのが一体いくらぐらい掛かるのかという工事の料金ではないでしょうか。
そういった工事を頻繁に行うということはまずないので、誰もが予想出来ないというのも当然のことです。
そこで、見積りを取る訳ですが、思いのほか高いと感じる人は決して少なくありません。
だって家の外壁や屋根の修理に、どうしてそんなにお金が掛かるのか疑問に思う人もたくさんいるはずです。
でも、見積りを良く見てみると「足場代」というのがありますよね。
この足場代に結構お金が掛かったりするのです。
目次
工事の際には一般的にクサビ式足場を利用するのが主流
現在日本では、工事の際には一般的にクサビ式足場を利用するのが主流ですが、このクサビ式足場というのは別の呼び方でピケ式足場とも言われているものです。
組み立ての際に、ハンマーでしっかりと固定するやり方です。
組み立ても解体も比較的簡単で、更に板の幅が広いため、作業をする際に安全だという大きなメリットがあります。
では、どうして外壁塗装や屋根の修理に足場を組み立てなければならないのでしょうか。
家の外壁のペンキをちょっと塗り替えたいだけなのに、わざわざお金が掛かる足場を組むなんて大袈裟すぎるように感じる人もいるかもしれません。
でも、この足場とは、実は高品質の塗装を実現させるためには、無くてはならないものなのです。
また、近所とのトラブル防止のためにも必要不可欠であるということを覚えておくと良いでしょう。
作業を行う人の安全を守る
足場の必要性で、まず第一に挙げられるのが作業を行う人の安全を守るという点です。
中途半端な体制で作業を行ったために転落して大怪我をした、などということがないように作業中の安全は絶対に確保されなければなりません。
それに、無理な体勢で作業をしたために職人さんが怪我をしたとしたら、依頼した側だって気持ちの良いものではありませんよね。
その点、クサビ式足場がきちんと組まれていれば、職人さんの安全が守られるだけでなく、幅の広い板の上で自由に動くことが出来るため、丁寧な作業をすることが出来ます。
丁寧な作業は完成度の高さに結び付きますから、結果的に依頼者にとっても満足出来る仕上がりになるのではないでしょうか。
家の外壁工事を行う際に、もうひとつ考えなければならないのがご近所のことです。
メッシュシートが張られている理由
特にお隣の家には、騒音等で少なからず迷惑を掛けることになりますよね。
最悪の場合、それが原因となってお隣との関係がギクシャクしたなどということだってあり得ます。
外壁工事をしている家の前を通ると、よくメッシュシートが張られている光景に出くわすことがありますよね。
あのシートは、実は塗料を隣の家に飛散させないようにするためのものなのです。
このメッシュシートは足場に括り付けられるため、そういった意味でも足場は外壁工事には欠かせないものだということがわかります。
業者が瑕疵保険に加入しているか
さて、必要性がわかったところで外壁工事を行う前に、是非チェックしておきたいことがあります。
それは、業者が瑕疵保険に加入しているかという点です。
実は足場を組んだり解体している作業中に外壁や、酷い場合は隣の家を損傷してしまったなどという事故が発生することがあります。
その際に業者が瑕疵保険に入っていなければ、元々塗装会社の下請けである場合が多いため、責任の所在が明確でないという理由がら、補償してもらえないということもあり得るのです。
ですから、事前にしっかりと保険加入の有無とその対象範囲までしっかりと確認することが肝心です。
庭に植木等がある場合も要注意
それから、庭に植木等がある場合も要注意です。
木や花壇が足場設立の妨げにならないかを事前にチェックしておく必要があります。
また、どうしても自宅の敷地だけで組めないなどという場合は、更に気をつけなければなりません。
その際には必ず事前に隣家に赴いて、丁寧に敷地を借りたい旨をお願いしてください。
出来れば施工業者に同行してもらい、専門的な視点から説明をしてもらえれば、隣人も安心出来るのではないでしょうか。
数ある業者の中から、信頼出来るところを選ぶのはなかなか難しいものです。
残念ながら中には悪徳と言われる業者も存在しているのが事実ですから、慎重に選んでいきたいものです。
外壁塗装工事費における足場の費用
そこでまず、頭に入れておきたいのが外壁塗装工事費における足場の費用というのは、大体20%ぐらいだということでしょう。
業者の中には、足場の費用は無料とうたっているところもあるようですが、外壁をリフォームするにあたって足場が無料ということは、ほぼあり得ないことだということを覚えておいてください。
その場合、他の見積もり部分に上乗せをしているということが十分に考えられます。
それから、お隣に多少の迷惑が掛かることが懸念される場合に、隣人が不在の時に足場を組んでしまおうなどと言ってくる業者とも契約してはいけません。
後からトラブルが発生することが予想されます。
まとめ
外壁修理には足場は必要不可欠ということを頭に入れたうえで、節約のために屋根の修理と一緒に行うなどの工夫をして、納得の出来る業者を選んでください。
引用元サイト:KRH株式会社の主な取り組みや事業の特徴
最終更新日 2025年7月8日 by thejerry